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うつ病について-1-


うつ病は、「こころの風邪」とよく言われます。

ちょっとした風邪であれば、病院に行かず様子をみるかもしれません。しかし、微熱がずっと続いたり、咳がとまらなかったりすれば、病院に行って、原因を探ることが必要です。

こころがちょっとおかしいな、と感じる状態が続くようであれば、同じように病院にいくことが大切です。心療内科や精神科を受診することに抵抗があるかもしれませんが、他の病気と同じように早期治療によって、重症化を防ぎます。

まずは、医師の診断が必要ですが、うつ病の診断であれば、最近は薬も治療法も確立され、治る病気と言われています。

現代は様々なストレスにさらされ、こころの病は増加傾向にあります。しかし、日本社会は、メンタルヘルスに消極的です。企業内の研修等で理解しているつもりでも、個々人の意識は精神論者が多数を占めます。

中小企業であれば、治療に必要な休養もままならず、退職を余儀なくされるかもしれません。うつ病は、労災である可能性をはらんでいます。単純にこころが弱いからだ、個人の責任だ、という論理を通用させてはいけません。

そういった考えが、長時間労働を発生させ、うつ病患者を増やし、過労死を生むのです。

うつ病は、労働環境の問題、家庭内の問題等、様々な原因があると思いますが、気軽に病院へ行って、医師の判断に従いましょう。そして、治療の過程で、うつ病になりにくい体をつくることで、明るい未来がひらけるはずです。